文化とジェンダー01 「中世絵巻にみる身体表象」
中世の絵巻物には聖俗の境界・異界の境界に女性を置いた描写が見られます。そのような既存のジェンダー観を超えた女性像の裏にはどのような作り手の欲望があるのでしょうか?また、女性は被写体として受動的に存在していたのでしょうか?制作当時の人々にとっては現代アートであったという視点で、中世絵巻の特徴や社会的・思想的背景を読み解きます。
▼講座スケジュール(予定)
・文字の外側にある情報とは? ビジュアルイメージを読む
・時代を映しているのか? 絵巻物のメディアリテラシー
・嫉妬深い? 母性? 女性の身体につけられた記号
・誰が絵巻物を見るのか? 鑑賞者としての主体性
■講 師 水野僚子(日本女子大学国際文化学部国際文化学科准教授)
学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。徳川美術館研究員、日本学術振興会特別研究員、国立歴史民俗博物館研究員等を経て、2009年に大分県立芸術文化短期大学国際文化学科に着任。2012年より日本女子大学人間社会学部文化学科、2023年より学科改変により現職。専門は日本の物語絵画の研究、表象文化論。研究では、ジェンダーや階級、ポストコロニアルの視点を重視する。外部委員として携わった国立歴史民俗博物館の展覧会「性差の日本史」(2021、図録有)において、優れた女性史研究に贈られる青山なを特別賞(2022)受賞。
<お申し込み>9月29日(月)10:00 より先着受け付け開始
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講座実施日 |
11月8日(土) |
時間 |
13:30~15:30 |
会場 |
ウェスタ川越3階 男女共同参画推進施設 研修室2・3 |
回数 |
全1回 |
受講料 |
無料(要事前申し込み) |
定員 |
30名 |
■講座についてのお問い合わせ
電話 049-249-1186
Mail entry@westa-kawagoe.jp
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